ゴールデンウィーク前半の4月29、30日、今年は青森を訪ねることにしました。お目当ては弘前の桜。例年であれば大混雑で数ヶ月前から手配しなければ交通手段や宿も、今年は東日本大震災の影響が大きく、1ヶ月前で十分に間に合いました。
丁度今年は弘前城が築城されて400年の節目でした。そういった背景もあってか、関東圏では軒並み中止になっていた桜祭りも、弘前では決行。城内約2,600本の桜を愛でるために、県内外から201万人の人出があったとのことです。 ただ、例年より4月中旬の気温が低かったため、訪ねた4月29、30日のタイミングではまだ5分咲きといったところ。 それでもやっぱり弘前城と共に目に映る桜は、美しくありました。
また、城内からは、遠く岩木山を望むことができました。この山、標高は1,625mに過ぎませんが、独立峰の成層火山であり、その円錐形の山容から、津軽富士と呼ばれているそうです。納得。
ところで、弘前桜祭りでは屋台も多く出ていました。4月頭に訪れた幸手でも今年は屋台出店は自粛されていましたが、お祭りムードを盛り上げるには、やはり必要な舞台装置だと思うのです。
中でも、この弘前市内に店を構える「三忠食堂本店」の屋台は一際目立ち、そして人気を博していました。何でもこの店は現時点で4代続いており、「津軽百年食堂」という小説の題材となって、最近では映画化されたとのことです。注文した「中華そば」は、鶏がらベースのあっさり醤油スープに自家製麺。特に麺が秀逸で、コシが強い細縮れ麺がイケました。
次回は、是非満開時に訪ねたく思います。
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